学資保険の種類と選び方

学資保険(子供保険)には、大きく分けて2種類あり、貯蓄に重点をおいた「貯蓄重視型」と、保障に重点をおいた「保障重視型」とに分けられます。教育費の確保なら、貯蓄重視型ですね。給付金を受け取る時期も、幼稚園、小学校の入学時期から、大学入学時まで、幅広く選択できるので、どの時期に受け取るかも考えておきましょう。教育費が一番かかる、大学入学時のためにと考えているなら、その時期まで祝い金は据え置きにしておいた方が良いですね。小学校や中学校入学時にも、ある程度の金額は受け取りたい、というなら、祝い金を受け取る時期を細かく設定しておきましょう。ただ、受け取る時期はなるべく据え置きにしておいた方が、トータル的に受け取る金額が多くなるので、よく考えてから祝い金を受け取るようにしましょう。
子供や親の万一の時に対する保障に重点をおくなら、保障重視型ですね。
保障重視型には、満期保険金の他に、育英年金(養育年金)を受け取る保険もあります。育英年金とは、契約者である親が亡くなった場合や、高度障害者になった場合に、子供に支払われる保険金です。毎月、契約の満期月まで支払われるケースが多いです。保障重視型の保険は、育英年金も含めて様々な保障を特約として付加するタイプが多く、多く付加するほど保険料が高くなります。

学資保険プラン

子供のために学資保険に加入している人は多いですが、最近では保険会社によって、様々な学資保険があります。特徴のある人気プランとしては、支払い期間が極端に短く、5年で満了してしまうプランや、大学進学時に1000万を受け取ることができるように設定されたプラン、双子ちゃん専用のプランなど、色々な魅力的なプランがありますよ。児童手当を活用したプランも人気があります。児童手当は、子どもを安心して育てられるように、養育費のサポートとして、国から一定の金額を受け取ることができる制度です。子供1人あたり月額5000円、3人目以降は、1人あたり1万円受け取ることができます。毎年2月、6月、10月に4カ月分がまとめて支給されますが、世帯主の所得額や、扶養人数によって、受け取れるかどうかが決まってきます。所得は毎年変わるので、1年ごとに申請が必要なのですが、一度もらえなくても、所得が減ったり、赤ちゃんが産まれて扶養人数が増えたりすると、もらえるようになることもありますので、忘れずに申請する必要があります。この児童手当を、子供の将来の教育費のために毎月貯金しているという人も多いですが、3才まで月々1万円、12歳までは月々5000円の保険料を支払う、児童手当を活用した学資保険も人気があります。

郵便局の学資保険

学資保険といえば、代表されるものは、郵便局の「かんぽ」(簡易保険)と呼ばれる保険ですね。現在では、多くの学資保険と呼ばれる保険がありますが、かんぽは、やはり、その信頼性と実績から根強い人気があります。かんぽの学資保険には2種類あって、教育資金の準備の為の「学資保険」と、育英年金保険が追加された「育英学資」とあります。2つとも、15歳満期と18歳満期に祝い金を受け取ることができますが、中学、高校入学時に祝い金を受け取る、「18歳満期生存保険金付」と、大学進学時と20歳に祝い金を受け取る、「22歳満期生存保険金付」などがあります。
かんぽの大きな特徴は、子供が病気、ケガ、手術などした時のための様々な保障プランを付加することができることです。育英年金のついた育英学資なら、さらに保障面が充実しますね。契約者に万一のことがあった場合でも、被保険者が基本保険金額の12%の育英年金を毎年受け取ることができますよ。
学資保険に、高い貯蓄性を求めるなら、確かに他の保険会社や、銀行などの金融商品が良いですが、確かな保障を求めるなら、やはりかんぽの学資保険はおすすめです。そういった事もふまえて、学資保険に何を求めるのかを考えた上で、学資保険選びの選択の1つとしてみてくださいね。

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